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「カラーやパーマを繰り返すたびに髪がパサつく」「指通りが悪くゴワゴワする」「ツヤがなく老けて見える」――そんな悩みを感じたことはありませんか?カラーやパーマはおしゃれを楽しむうえで欠かせない存在ですが、その一方で髪には大きな負担を与えてしまいます。
しかし、正しいトリートメントの使い方を知り、日常的に取り入れることで、傷んだ髪を補修し、しなやかでツヤのある美髪を取り戻すことができます。本記事では、カラーやパーマで受けたダメージの仕組みを解説しながら、髪を効果的に補修するトリートメント活用術を詳しく紹介します。
なぜカラーやパーマは髪を傷めるのか?

まずは、髪がダメージを受ける原因を理解しておきましょう。原因を知ることで、どんなケアが必要なのかが明確になります。
1. キューティクルの損傷
カラーやパーマの薬剤は、髪表面を覆う「キューティクル」を一時的に開き、内部に薬剤を浸透させます。この過程でキューティクルは傷つきやすくなり、剥がれたり浮いたりしてしまいます。キューティクルが乱れると髪内部の水分や栄養が流出し、パサつきや枝毛の原因になります。
2. 髪内部のタンパク質の流出
髪の主成分はケラチンというタンパク質です。薬剤が内部に作用すると、このケラチンが分解・流出してしまい、髪の弾力や強度が低下します。そのため、カラー後に髪が柔らかくなりすぎたり、パーマ後にゴワつきを感じるのです。
3. アルカリ剤による影響
カラー剤やパーマ液に含まれるアルカリ剤は、髪を膨潤させて薬剤を浸透させますが、同時に髪内部のpHバランスを乱す要因になります。アルカリ性に傾いた髪は弱酸性の健康な状態に比べ、ダメージを受けやすくなります。
4. 熱や紫外線とのダブルダメージ
薬剤によって弱った髪は、ドライヤーやヘアアイロンの熱、さらには紫外線の影響を強く受けます。結果として髪の水分保持力が低下し、乾燥・切れ毛・広がりにつながるのです。
ダメージを放置するとどうなる?

ダメージを受けた髪を放置すると、枝毛や切れ毛が増えるだけでなく、せっかくのカラーがすぐに抜けてしまったり、パーマのカールが長持ちしなかったりします。また、手触りが悪いとスタイリングもしにくくなり、毎日のヘアセットに時間がかかるようになります。
つまり、カラーやパーマを楽しむためには「ダメージを予防・補修するトリートメント」が欠かせないのです。次章では、トリートメントの種類とそれぞれの特徴について解説していきます。
ヘアトリートメントの種類と特徴

一口に「トリートメント」といっても、形状や成分によって役割はさまざまです。自分の髪の状態やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
1. インバストリートメント(洗い流すタイプ)
シャンプー後に使用し、数分置いてから洗い流すタイプです。髪内部に栄養を届け、ダメージを補修する役割があります。カラーやパーマで弱った髪の「基礎体力」を整えるのに最適です。
2. アウトバストリートメント(洗い流さないタイプ)
タオルドライ後やスタイリング前に使うタイプで、髪をコーティングし外部刺激から守ります。オイルタイプはしっとりまとまり、ミルクタイプは軽やかで柔らかな仕上がり。梅雨時の広がり防止やドライヤーの熱対策にも欠かせません。
3. 集中補修トリートメント(ヘアマスク・ヘアパック)
週1〜2回のスペシャルケアとして使うタイプ。高濃度の補修成分を含み、ダメージが進んだ髪を集中補修します。特にカラーやパーマ直後のケアに効果的で、色持ちやカールの維持にも役立ちます。
4. サロン専用トリートメント
美容院で施術されるプロ仕様のトリートメント。分子量の異なるケラチンやコラーゲンを段階的に浸透させるなど、自宅では再現できない高度な補修が可能です。コストはかかりますが、仕上がりのツヤと持続力は格別です。
ダメージ度合い別!トリートメントの選び方

髪の状態は人によって異なるため、ダメージ度合いに応じて適切なトリートメントを選ぶことが重要です。
軽度のダメージ(少しパサつく程度)
毎日のインバストリートメントで十分対応可能です。シリコン入りのタイプで髪表面をコーティングすると、手触りが改善され、スタイリングしやすくなります。
中程度のダメージ(枝毛・切れ毛が増えてきた)
インバス+アウトバスのダブルケアがおすすめです。インバスで内部補修を行い、アウトバスで外部ダメージを防ぐことで、髪の強度と柔軟性を同時に取り戻せます。
重度のダメージ(ゴワつき・カラーの色落ちが早い)
週1〜2回の集中補修トリートメントを必ず取り入れましょう。サロンでのプロケアも効果的です。内部成分をしっかり補給しないと改善が難しいため、特に定期的なケアが必要です。
サロンケアとホームケアの違い

「サロンでのトリートメントと市販のトリートメントは何が違うの?」と思う方も多いでしょう。両者には明確な違いがあります。
- サロンケア: 専用の高濃度成分を段階的に浸透させるため、仕上がりのツヤやしなやかさが格段に良い。持続力は2〜4週間。
- ホームケア: 毎日の習慣として続けられる手軽さが魅力。即効性は弱いが、継続することで効果を発揮。
理想は「サロンケアで集中補修 → ホームケアで維持」というサイクル。これにより、常に健康で美しい髪を保てます。
次の章では、トリートメントをより効果的に使うための正しい手順や、日常生活で意識したいポイントを紹介します。
トリートメントを効果的に使う方法

せっかくトリートメントを取り入れても、使い方を間違えると効果が半減してしまいます。ここでは、自宅でできる正しい使い方のコツを押さえておきましょう。
1. 髪の水気をしっかり切る
シャンプー後に水分が多く残っていると、トリートメント成分が薄まり浸透しにくくなります。タオルで優しく押さえ、余分な水分を取ってから使いましょう。
2. 毛先から順に塗布する
ダメージが最も大きい毛先を中心に塗布し、徐々に中間部へ広げていきます。根元にベタッとつけると頭皮がベタつきやすいため注意が必要です。
3. 手ぐしやコームでなじませる
塗布した後は手ぐしや目の粗いコームでとかし、髪全体に均一になじませましょう。こうすることで補修成分が髪一本一本に行き渡りやすくなります。
4. 放置時間を守る
多くのトリートメントは「2〜5分程度」が推奨されています。長く置きすぎても逆効果ではありませんが、日常的には表示どおりの時間で十分です。週1回の集中ケアでは、蒸しタオルを巻いて5〜10分置くとさらに効果的です。
5. すすぎは“ぬるめのお湯で”
熱いお湯は髪の水分を奪ってしまうため、38℃前後のぬるま湯がベスト。すすぎ残しは頭皮トラブルにつながるので、耳の後ろや襟足まで丁寧に流しましょう。
日常生活でのダメージ予防習慣

トリートメントで補修しても、日常の習慣で再びダメージを受けてしまっては本末転倒です。ここではダメージを増やさないためのポイントを紹介します。
1. ドライヤーは必ず根元から
濡れた髪はキューティクルが開いた無防備な状態です。自然乾燥はダメージのもと。タオルドライ後は、ドライヤーを頭皮に近づけすぎないよう注意しながら根元から乾かしましょう。
2. ヘアアイロンの温度管理
毎日高温でアイロンを当てると髪が急速に劣化します。150〜170℃を目安にし、同じ部分に何度もあてないこと。必ずヒートプロテクト効果のあるアウトバストリートメントを使ってから施術しましょう。
3. 紫外線対策を忘れない
紫外線は髪の色素を分解し、カラーの褪色を早めます。外出前はUVカット効果のあるスプレーを使うか、帽子や日傘でカバーしましょう。
4. 栄養バランスの良い食生活
髪はタンパク質からできているため、肉や魚、大豆製品をしっかり摂ることが大切です。さらにビタミンB群や亜鉛、鉄分も髪の強度を高める栄養素。内側からのケアも怠らないようにしましょう。
5. 定期的なサロンケア
自宅ケアに加えて、月1回程度はサロンでプロによるトリートメントを受けると理想的です。ダメージのリセット効果が高く、ホームケアの効果を引き上げてくれます。
まとめ
カラーやパーマはおしゃれを楽しむための大切な手段ですが、その分髪には大きな負担がかかります。だからこそ、トリートメントを上手に活用して補修と予防を重ねることが重要です。
毎日のインバストリートメントで内部を補修し、アウトバストリートメントで外的刺激から守る。さらに週1回の集中ケアや定期的なサロンケアを組み合わせることで、ダメージを受けにくい強い髪を育てることができます。
「傷んだから仕方ない」と諦めるのではなく、今日からできるケアを積み重ねることで、ツヤと弾力のある美しい髪は必ず取り戻せます。ぜひこの記事を参考に、自分の髪質やライフスタイルに合ったトリートメントを選び、実践してみてください。

